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【最新版まとめ】 大学生の1人暮らし 「下宿」の選び方のポイントを徹底解説!

初めての1人暮らしを始めるときに悩むのが、下宿先の選び方です。

特に入学前に下宿先を選ばないといけないような大学も多くあり

  • なかなか生活のイメージがつかない・・・
  • どこで、いつ選ぶのがベストなんだろう・・・
  • 学生寮ってどうなんだろう???

という方も多いんではないでしょうか?今回の記事では、自身の経験も踏まえて、下宿先の選び方と抑えるべきポイントを解説していきます。

いつ選ぶのがベストか?

「下宿先を多くの選択肢から自由に選びたい!」というのであれば、やはり12月末までに選ぶことをおすすめします。秋頃には既に一部の合格者が現れ、先に下宿を抑えてしまいます。

勿論このような人たちだけで、物件が全て埋まるのではないのですが、以降共通テスト・2次試験があることを考えると、下宿先を探す受験生自身も忙しくなるため、12月末が「自由に選べる」ギリギリラインだと思います。

私立大学の合格発表後に、下宿先探しに参戦すると、良い物件を早く抑えたもの勝ちの「奪い合い」に参加することになるため、非常に大変です。さらに国立大学の合格発表後は、「物件の残りもの」から選ぶというイメージになります。

裏技?として合格発表後のキャンセルを狙うというのもあります。(秋から物件を先抑えしていても、残念ながら不合格になる方がいるため、キャンセルが一定数あります。)この方法は合格発表当日近辺に行うことになりますが、やはり運任せになるので基本的におすすめしません。

結論としては「たとえ受験結果が不合格であっても、キャンセル料がかからないプランがあるので、物件を先抑えするに越したことはない。秋から冬の間にかけて、良い物件を先抑えしておくべし」ということになります。

合格発表後に物件を決める場合

忙しくて下宿先を一切考えてもなかった・合格発表後に決めようと思っていた方は、上の説明を聞いて不安に感じるかもしれませんが、上の説明は東京・京都・大阪などの学生が多い地域の場合になります。地域によっては、3月でも多くの空き物件があるかもしれません。早めに賃貸業者に行って、確認・物件の検討を開始することをおすすめします

どこで選ぶのがベストか?

大体は「大学の近くの賃貸業者」もしくは「大学生協」になると思います。「大学生協の方が安心感がある!」と考える方もいらっしゃりかもしれませんが、良くも悪くも普通です。大手の業者と比べても、特に差異はありません。

ネットサイトにも、賃貸情報が沢山あり、大変便利です。最近ではオンライン内見なども行われていますが、やはり直接の内見はするべきだと思います。賃貸契約は長いですし、「思っていたのと違った・・・。契約解除したい!」となっても、違約金が少なからず発生してしまうからです。

ネットでは気になる物件を見つけた際には、すぐに内見の予約などをすることをおすすめします。

個人的な意見としては、ネット上で物件を探索したあと「大学の近くの賃貸業者を何件も回る」という古典的な方法がベストだと思います。各賃貸業者によって、確保している物件も違いますし、分からないことがあればすぐに業者に聞けるので、スピーディーに物件選びが進みやすいです。

大学の学生寮のメリット・デメリット

大学の学生寮ってどうなの?という声はよく聞かれます。自分も受験生のときに、どのような場所か気になっていました。もちろん各大学の学生寮によって雰囲気やシステムの違いがあるとは思いますが、自分の友達の意見を踏まえて、大まかにメリット・デメリットを紹介したいと思います。(あくまで自分の周りの話なので、自身の大学の学生寮を各自チェックしておきましょう)

メリット

家賃が安い

家賃が非常に安く、家賃が1ヶ月あたり2万円以下で生活できることも珍しくありません。一般的な賃貸において2万円以下だと、安全上問題があるような物件が大半を占めるため、破格だといえます。

学生間の距離が近い

学生間の距離が近いのも、大きなメリットです。何かあった際には、お互いに助け合えるので、安心感があります。寮独独自のイベントや風習があるところも多くあり、共同生活を楽しく過ごすことができます。

食事などの健康面のサポートがある

学生寮の中には、有料で食事の提供を行っているところも多くあり、「自炊はめんどくさいな・・・」という方にとっては、作りたての料理を低価格で食べられるので大変便利です。私立大学の設備が充実した学生寮ならば、栄養面にこだわった食事が提供されるので、子どもの健康を心配する親御さんも安心です。(その分、家賃が高くなってしまいますが・・・)

デメリット

設備が古いことがある

特に国立大学の場合、建物に年季が入っている学生寮が大半だと思います。水まわり・電気系統の設備も古いものが多く、お世辞にも「片付いた、綺麗な場所」とは言えません。私立大学の学生寮は、国立大学に比べて、設備が充実しているところが多い印象です。最新の防犯設備を完備している寮・警備員が常駐している寮など、安全面に最大の配慮がされている寮も少なくありません。各大学によって、事情も異なると思うので、1度見学に行ってみてはいかがでしょうか?

1人の時間を確保しにくい

これは共同生活をする以上は仕方ありませんが、「1人の時間を大切にしたい!」という方にとっては、学生寮は少し辛いかもしれません。定期的に集まりやイベントがあることが多く、「同じ寮に住む人間関係上、断りにくい・・」となることも多いそうです。

人間関係が煩わしいことがある

関東の、ある学生寮の話ですが「いざ入寮してみると、寮内の上下関係が凄く厳しくて、大量の雑用をやらされた」という友人もいます。もちろん、これは特殊なケースである可能性が高いですが、実際に入寮してみるまで、寮内の雰囲気がわからないというケースは避けるべきです。学生寮の雰囲気は、SNSやインターネット・知り合いを通じて、あらかじめ確認しておくことをお勧めします。

下宿先のチェック項目

ここからは、下宿先を実際に決める際に、確認しておきたいポイントを順に解説していきたいと思います。

間取り

これは各家庭の経済的な事情による部分も大きいですが、大学生の場合、大体1Kや1Rで暮らす人が多いです。部屋が広すぎても、掃除が大変なだけですし、1Kや1Rで十分快適に暮らすことができます。

特に大学生の場合、外出している時間(大学やアルバイトなど)も長いため、それほど窮屈には感じません。ただ、大きなテレビやソファなどを置きたいとなった場合は、もう少し大きな間取りを検討した方が良いかもしれません。

家賃

地域によって大きく異なるところもありますが、大体1ヶ月あたり4万〜6万あたりが平均になります。もちろん自分の経済的な事情と合わせて選ベば良いのですが、家賃を確認する際に注意したいことが1つあります。

それは「家賃の額面に、どこまでの金額が含まれているか?」ということです。水道代や電気代などの公共料金・管理費・共益費・通信費なども、これから毎月発生する支払いになります。見た目の家賃が安くても、管理費・共益費が高いケースもあるので、しっかり注意して選びましょう。

立地

大学から徒歩で20分以内、自転車で10分以内のところであれば、ストレスなく通学できると思います。朝が弱い人は、もう少し近くても良いかもしれませんが、あまりにも近すぎると、「友達の空きコマの溜まり場」になりかねないので注意しましょう笑

徒歩圏内にスーパーなどの食料品店があるのが望ましいですが、大学の通学路途中でも問題ないです。他にも生活用品を買うドラッグストア・ATM・家電店・郵便局などがあると非常に便利です。

キッチン

ガスかIHで、少し家賃が違ってきます。(IHの方が少し高い傾向にあります)安全面を考慮するのなら、IHの方が良いです。料理をするのが好きであれば、火力がある、ガスの方がお勧めです。

「ガスかIHか?」も勿論重要ですが、どちらかといえば熱源の「数」の方が重要だと思います。自分が生活していて感じることですが、毎日料理をする上で、熱源が1つしかない場合、かなりストレスを感じます。

結局IHクッキングヒーターを導入することで解決したのですが、毎日自炊する予定の方は、熱源の「数」に注目しておくべきだと思います。(熱源が1つでも問題ありませんが、2個目の熱源用のコンセントの位置などもチェックしておきましょう)

風呂・トイレ

基本的に風呂・トイレ一体型より、分離式の方がお勧めです。やっぱり清潔に保ちやすいですし、リラックスしてお風呂に入りこともできます。一般的に風呂・トイレ分離式の方が家賃が高いと思われがちですが、必ずしもそうではありません。築年数が新しい物件の場合は、分離式で施工されていることが多く、家賃に問わず、分離式を見つけることも可能です。

防犯設備

防犯意識は個人によって大きく価値観の異なる部分ではありますが、家賃が4万〜6万あたりの場合、オートロック・防犯カメラがついていれば十分良い物件だと思います。防犯カメラはダミーカメラのところも多いので契約時に確認しておきましょう。

また、「1階は泥棒とかが心配・・・」と思っていても、上階になるにつれて少しずつ家賃が上がっていくことには注意しましょう。周辺地域の治安を事前に調べておくこと・必要に応じて個別に防犯設備を導入することも重要になります

ネット環境

家賃に含まれていることも多い通信費ですが、回線速度は注意しておく必要があります。zoomによるオンライン授業を活用する大学では、自宅で授業を受けることになるため、自宅の通信環境は大変重要です。

「混み合っている時間があると使えない・ディレイが生じる」と言った場合、授業を受けにくくなってしまいます。オンラインゲームが趣味の方においても、同様の問題が起きてしまいます。

解決策としては、光回線を引き入れるなどの方法がありますが、その場合は別途通信量がかかってしまいます。工事が必要になる場合・工事ができない場合もあるため、契約時にあらかじめ確認しておくべき項目です。(住んでからだと、工事で数ヶ月待たされることも多いです)自分の必要な回線速度を知った上で、物件の通信速度が十分かどうか判断し、必要であれば光回線などの引き入れを検討しましょう

まとめ

あまり馴染みのない土地で下宿先を決めるのは大変難しい作業です。下宿先を探す時期に関しては「秋から冬の間にかけて、良い物件を先抑えしておくべし」でした。まだ全く探していないのなら、早めに賃貸業者に行って、確認・物件の検討を開始することが大切です。

下宿先を探す方法としては、大学の近くの賃貸業者を何件も回る」という古典的な方法が最もおすすめです。また、必要に応じて学生寮の検討をすると良いでしょう。

物件の注目ポイントは沢山ありましたが、前もって自分の優先順位を明確にすることで、納得のいく物件選びができると思います。最後までご愛読ありがとうございました。